開発局談合による指名停止と市立病院入札参加業者の関係 その2

指名停止期間を考える

1. 処分の決定は道内で一番早かった

滝川市が処分を決めたのは、7月7日で、他の自治体や発注元の北海道開発局より早く、恐らく道内で一番早かったと思われます。現段階でも札幌市14日、開発局16日で北海道はまだ発表していません。写真は6月21日、滝川市地先で行われた石狩川水防公開演習での鈴木英一北海道開発局長

2.停止期間は情状酌量の特例で2ヶ月を1ヶ月に短縮 開発局と札幌市(伊藤組)は悪質として延長

★開発局は両社とも3ヶ月を4ヶ月(特例で延長)にしました。理由は「起訴された開発局OBは、談合の調整役であり重い」(開発局担当課)とのことです。これは措置要領3条5項にもとづきます

★札幌市は、伊藤組を4ヶ月から8ヶ月に特例で延長しました。理由は「昨年の防衛施設庁談合で公取から排除命令を受けており悪質」というものです。なお、同社は防衛施設庁の指名停止中(24ヶ月)です。中山組は4ヶ月で特例なしです

3.滝川はなぜ情状酌量で1ヶ月に短縮したか

財政課主幹は、私の聴き取りに対して「官製談合、官主導」と述べました

今回の談合事件で果した両社の役割は談合の調整役であり 通常の官による割付ではない

北海道新聞7月5日付けは、「品川被告が同開建部長時代は、OBが中心となって業者側で落札予定業者などを記した割り付け表を作成し、最終的に品川被告が了承していたという。 」と報じました

これでは民主導の官製談合とも言える状況です。結果として品川容疑者が了承したことが最も悪質と思います

しかし、両社に天下ったOBの役割は、受身などと言えるものではないと思います。報道から想定できることはOBが割り付け表を作って業者をまとめ、開建部長の了承を取り付け、指名業者を決めてもらい3簓嬋修匹りに、指名業者に入札価格の調整をした、ということではないでしょうか

これまで起訴されたのは現職4人、OB7人の構造的談合

逮捕された両者役員は、同紙によると、元同開建札幌河川事務所長の塩谷正美中山組(札幌)元常務(67)=同市清田区=、元同開建次長の近藤幸雄伊藤組土建(札幌)部長(63)=同市豊平区=です。 構造的であることをよく考えて指名停止期間を決める必要があるのではないでしょうか

※期間については「談合」の場合、滝川市競争入札参加資格者指名停止事務処理要領で、2ヶ月間~12ヶ月間とされています。また、特例として、4条3項は「市長は、資格者について情状酌量すべき特別の事由があるため、・・・指名停止の期間の短期未満の期間を定める必要があるときは、指名停止の期間を短期の2分の1まで短縮することができる」としています。

※なお、起訴された中山組の開発OBが関わった入札は、17年9月から19年3月の4件、伊藤組の開発OBが関わったのは19年3月の1件ということです

指名停止審査職員会議とは

※滝川市の指名停止審査職員会議の構成は(委員長は副市長、その他、理事、総務部長、市民生活部長、保健福祉部長、経済部長、建設部長、市立病院事務部長、教育部長 )で、職員会議の結果を受けて市長が決定します。

ABOUTこの記事をかいた人

清水 まさと

●1956年 由仁町生まれ、北海道大学水産学部卒 ●活動歴 啓南中島連合町内会事務局長、 心身障害児(者)親の会会員 ●現在 党北空知留萌地区常任委員、空知町1区町内会総務 ●家族 妻、(娘、息子は就職)